浮気の証拠探しをしてしまう。
不安をなくしたいからです。
不安や不満、疑心に苛まれたままの状態を一刻も早く脱出したい。
逃れたくてしょうがないのです。
証拠探し=事実を知ること
浮気の証拠探しをするのは、いかなる理由であれ、事実を知ろうとすることです。
知らなければ、ずっと不愉快のままですからね。
それは、不確かな自分を感じるからです。
不確かな自分とは
人は本来魂の存在です。
魂と調和していれば確かな自分を感じます。
調和していなければ、不確かな自分を感じるのです。
愉快(いい気分)=魂と調和
不愉快(嫌な気分)=魂と調和していない
証拠探しをはじめたあなたは、それまで紛れもなく不愉快だった。
不愉快=魂と調和していないから、本来の自分(愉快)に戻ろうとしたのです。
問題解決の準備のための証拠探しではないのですか?
確かに、事実がシロであれば不愉快から解放されるでしょう。
ですが魂目線で見ればそうではないのです。
その証拠に、クロの可能性が高いほど証拠探しをせずにはいられないでしょう。
傷つくのは重々承知。それでも探す。見つけ出そうとする。
・・・。
本当のあなた=魂は知っているのですよ。
たとえ、深く傷つくことになろうとも、魂の求める幸福のステージへ移動できることを。
証拠探しを始めたときから既にあなたは、もう次の幸福のステージへ行く準備を始めているのです。
浮気がクロだったは一見不幸であるが・・・
実は、あなたは早々にこのクロの事実が欲しかったのです。
クロは、次のステージへ移動するためのきっかけだからです。
クロだと死ぬほど苦しみますが・・・。
苦しむのは、悪い事ではないのですよ。
今の状況が心底嫌だと思えば、必ず人はそこから抜け出そうとします。
裏切りという現実を見て、本当のあなた(魂)が悲鳴を上げる。
ここにいてはいけないという魂の警告です。
次のステージを見据えれば、苦しみは跳躍台となるのですよ。
幸福のステージへの道筋は、魂が知っている。
愉快か不愉快か。
それが魂の指標です。
愉快は幸福、不愉快は不幸ということですか。
別れて晴れ晴れする人たち
確かに別れは辛いものです。
恋人同士でも夫婦でも、様々な葛藤があるでしょう。
別れを選んでよかったと微笑む人たちもいますよね。
本当の自分=愉快(いい気分)を選んだ。
不幸を跳躍台にした人たちです。
不安より不満の方が楽だからです。
人は変化を恐れるもの。
怖いから我慢します。
自分を欺いて、現状にしがみつくのです。
ですが魂(深層心理)は違います。
魂は常にあなたの幸福のステージを見据えています。
だから本当の自分の気持ちを偽らない人は、変化を恐れない。
いかに失望しようとも打ちのめされようとも、立ち上がることができるのです。
不幸を乗り越えていけるのです。
別れを選んで晴々する人たちは、自分に正直だったってことですか。
たとえ、今苦しみに対峙せねばならぬとも、自分の本当の幸せを諦めなかったのです。
別れは不幸ではない。
現実社会の目で見れば不幸かもしれません。
ですが、別れはただの転機に過ぎません。
辛い現実を否定せず、覚悟をもち、心の声に従えば、必ず次のステージにたどり着けるのです。
幸福のステージはあなたを待っています。
まったく自分に正直になることは人間の成し得るまさに最善の労作である。
精神分析療法の創始者、ジグムント・フロイト
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