裏切り-自己欺瞞では幸せにはなれない-本心に気づいたら勇気をもとう

彼に、夫に、裏切られた。

その衝撃は計り知れないものです。

自分の本心に嘘をつくのです。

彼や夫の裏切りは、自尊心の破壊です。

愛の喪失です。

それが何を意味するか分かりますか？

わからないけど、死にそうです。

自尊心と愛とは、あなたそのもの。

魂です。

即ち、魂が傷つけられるのです。

苦しまないわけがない。

魂が深手を負うのだから、いわば瀕死の状態です。

とっさに自分の本心に嘘をついて、自分を守ろうとするのは至極当然。

しばしの時を経ると、次第に傷は癒されていきます。

そのために時間がある。

やがて魂が瀕死の状態から回復すると、今度は本当の自分の気持ちが露わになってきます。

とっさに嘘をつく前に感じた気持ち。魂の叫びが蘇ってくるのです。

あなたは、裏切られた瞬間に、その事実を拒絶したのです。

愛と裏切り。

両者とも魂の記憶です。

相反する2つの思いに、真っ二つに引き裂かれれたあなたは葛藤し、苦肉の策でひとまず愛を選んだ。

裏切られた瞬間・・・拒絶しました。

確かに・・・拒絶しました。

なぜ、裏切りを受けて、人は別れを選ぶのか。

魂の拒絶。

これが本心だからです。

裏切りから得たものが、自尊心の崩壊と愛の喪失＝魂の破壊だからです。

苦しみながらも関係を継続する人もいます。

それも、自己防衛です。

詮無き事。

別れる苦しみのほうが辛いのだから。

本当の自分の叫びに蓋をして、いまある安定にしがみつくのです。

いずれにせよ、自分に嘘をつくほどに傷ついたという真実を知り得たことは、やっと幸福へのスタートラインに立てたということでもあります。

本当の自分で生きなければ、本当の幸せはやってこない。

行くも地獄引くも地獄と思うでしょう。

ですが、本当の自分を認めたならば、道は開けてくるものなのです。

自尊心と愛は最も強力な創造力（引き寄せ最大のパワー）です。

それを自ら立て直す。

崩壊前よりずっと強固なものにすると、決意しなければなりません。

相手から愛をもらうのではなく、自分自身が愛となるのです。

「自分自身が愛となる」とはどういう意味ですか？

相手にいい気分にしてもらうのではなく、先ず自分自身でいい気分になるのです。

自分を愛で満たすために相手を頼ってはいけない。

自分が満ち足りるために、誰かをあてにしてはいけない。

幸せは、自力でしか絶対につかめないのです。

相手が変わればあなたは幸せになれると思いますか？

はい。嘘をつかない人なら信用できますから。

はい。裏切らない人なら安心できますから。

答えはNOです。

相手が変わろうが、あなた方の波動が変わらなければ同じです。

あなた方の思考の方向を見てください。

「嘘をつかない人」「裏切らない人」

嘘と裏切りに意識が向いている。

即ちあなた方の波動は嘘と裏切りに共鳴しているのです。

共鳴しているということは・・・。

嘘と裏切りを引き寄せる・・・

正解です。

あなたが幸せになるための方法はただ一つ。

波動を変えることです。

波動を変えて自ら引き寄せることです。

「嘘をつかない人」→「正直な人」

「裏切らない人」→「誠実な人」

頭の中のイメージが変われば、波動が変わります。

相手はただのあなたの新たな願望を分からせる相手でしかないのです。

相手にこうしろ、あーしろと要求し、それをしないのは愛していないからだなどと言う方がそもそもの間違いです。

自分を律して、思考の方向を変えることが正しいのです。

何故正しいか分かりますか？

波動が違う。

そう。

前者（相手に求める）は確実に嫌な気分になる。

後者（波動を変える）はいい気分になる。

前者（相手主体）はイヤな現実を引き寄せる。

後者（自分主体）は望む現実を引き寄せる。

この世は波動世界。

波動で人生は決まるのです。

いい気分は幸せの方向を教える魂の導きです。

あなたは必ず、自力で愛に戻れます。

あなたが蒔いた幸福の種（願望・良い思考・いい気分・明るい波動）が実れば、奪われることも、失うこともありません。