「不倫は心の殺人」と言われています。
はい。まさに心が死ぬからです。
信頼し、身も心も許し、人生を預けた相手に、女(として裏切られるのだから、他人に裏切られるのとはわけが違います。
半身を奪われた悲しみ、恐怖。
人生の足場を失う不安。
突如襲い掛かる嫉妬、怒り。
果ては自己を憐れみ、自信を失ってしまうのですから、心が死んだと感じるのは当然。
ですが、
「自分は被害者なのだ」という考えは捨てるべきである。
被害者意識こそが、苦しむ思考を生み出す元凶です。
元凶?元凶は不倫した夫と子羊女では?
違います。
そもそも、裏切った相手が、裏切られた苦しみなど理解できるわけがないのです。
仮に想像は出来たとしても、本当の苦しみなど分からない。
何故なら、相手はあなたを傷つけるために不倫をしたわけではないのだから。
私は心を切り刻まれた被害者です。
相手は過失(不注意でしでかす過ち)程度にしか思っていません。
そんな相手にこんなに傷ついたのだと訴えたところで、無意味。
徒労に終わるのは目に見えています。
立ち直るには立ち上がるしかない
毎日頭に浮かんでくる夫(妻)と不倫相手。
その不愉快極まりない記憶をいたずらに弄び、脳内を占領させ、鬱々と過ごしていては、いつまでたっても人生は改善しません。
否、良くなるどころか、不幸になる環境が出来あがるのを今か今かと待っていることになるでしょう。
これ以上苦しみたくない!立ち直りたい!自分の人生を改善したい!
では、やるべきことは一つです。
事実を淡々と受け入れる。
夫(妻)は、他所に心を奪われたのだという事実。
嘘をついていたのだという事実。
受け入れがたい現実を受け入れる覚悟を持つのです。
事実を受け入れれば、悲しみと対峙しなくてはなりません
。
ですが、自分を欺くことがなくなります。
これが、復活への第一歩です。
前へ進むことを阻害する自己欺瞞
人は不安よりも不満を選ぶもの。
安心のために我慢を選び、自分を欺くのです。
それでは、嫌な気分はいつまでも消えることはありませんね。
そう。本心(深層心理=無意識)は騙せません。
意識と無意識が乖離した時、真実は無意識(魂)にあるのですから。
自己欺瞞は本当の自分(魂)を殺す行為なのです。
幸福というゴールは、本来の自分が知っているのだから、自分に嘘をついて幸福になれるわけがないのですよ。
自分が傷つかないために、夫の裏切りを擁護するような考えをしていました。
子羊女に騙されたんだ、きっとさみしかったんだ、もっと愛さなきゃって。
自分に嘘をつく以上、苦しみは消えません。
自らの怒りや憎しみを抑え込み、自分を欺けば、依存心は増大し、嫉妬と共存するしかなくなります。
地獄でしかない。
道を切り開くには、自分に正直になること
事実をそのまま受け入れれば、自分の夫は不誠実な男であったという事実が自分の中で明確になるでしょう。
夫の愛の喪失という悲哀の作業をきちんと終えれば、自分を頼って生きようと、自分を奮い立たせる前向きな気(エネルギー)が生まれてきます。
世の中には、離婚してすぐに新たな幸せを見つけ、幸福になる人たちが大勢いますよね。
過去を、自分を、肯定できた人です。
受け入れ難きを受け入れたからこそ、依存や執着という苦しみを断ち切ることができた。
幸福の道筋はまで見えずとも、逆境の中で自分の幸せのゴールを見据えたからこそ、不幸をバネにする思考回路を見つけられたのです。
明るい未来があるということに気づけば(今が最悪でも)乗り越える力が湧いてきます。
相手次第では決してない。
不倫は心の殺人という被害者意識、自殺思考は今すぐやめるべきです。
あなたは人生をあきらめてはいけないのです。
幸福になるためにこの波動世界、地球に舞い降りたのだから。
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